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[出発前]
通勤客に混じって山手線で上野駅へ。通勤客の空気を吸うのはここまで、ここからは旅行者だけの世界になります。
この時間でも、上野駅中央改札口近くにNew Daysのコンビニが営業しており、軽食やおやつ、飲み物・酒類などが一通り買えます。
北陸号のあと、夜行急行「能登」号もありますし、その他中距離近郊電車も多く出発しますから、活況があります。

↑上野駅で出発を待つ「北陸」号。
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[上野駅出発]
この日の北陸号は、開放B寝台を含めて満席でした。金曜夜で、観光にも便利な時間帯で、またフリーきっぷや往復きっぷなどの割引きっぷでも、この列車に乗ることができるためか、意外な人気に驚きました。
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[上野→大宮]
検札が来るまで個室に僅かに灯りを残し、検札後は、食事後まで真っ暗にして過ごしました。
こうすると、窓に個室内の灯りが反射しないので、まるで窓ガラスがないかのように外の景色がきれいに見えます。いつもと違う2階からの夜の線路際の風景、過ぎ去る市街の夜景は新鮮です。
とはいえ、東北〜高崎線は何度も通っていて飽き飽きしている区間、翌朝、早く起きて日本海や北陸の車窓を眺めながら過ごしたいので、早く眠るよう努めました。
大宮駅では、近郊電車も停車するホームに停車。大勢の通勤客に自分の寝室をのぞこれているような妙な気分になります。2階だからまだ良いですが、1階だと、通勤客に見下ろせる感覚になるかもしれません。これが嫌ならカーテンを締めればよいわけですが…。
開放B寝台などなら、このような気分にはならず、これからおいらは旅行に行くんだぞみたいな優越感を感じたりもしますが、個室は、ちょっと感覚が違いました。
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[(長岡)→直江津→糸魚川→…]
一年で最も日が長い季節とはいえ、日本海屈指の鉄道車窓が拡がる鯨波〜直江津では、ちょっと空が薄明るくなった程度で、とても日本海を眺められる明るさではありませんでした。。
糸魚川の手前くらいから、かなり風景が明るくなり、親不知、泊あたりで、早朝の日本海を眺めながら良い気分で北陸へと入っていきました。

↑寝台特急「北陸」号の車窓から/糸魚川→魚津。曇り空の朝の日本海。

↑寝台特急「北陸」号の車窓から/糸魚川→魚津。曇り空の朝の日本海。

↑寝台特急「北陸」号の車窓から/糸魚川→魚津。曇り空の朝の日本海。
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[富山駅停車]
富山駅は、北陸号下りの2大降車駅です。観光目的であれば、ここから富山地方鉄道に乗り換えて北アルプスを目指すことができます。
停車したホームの反対側に特急「しらさぎ」号名古屋行が停車しています。富山と次の高岡では北陸号が先に着きますが、津幡駅で「しらさぎ」号に追い越されます。

↑富山駅に停車。反対側に「しらさぎ」号が停車中。
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[高岡駅停車]
高岡駅は、城端線と氷見線の2つのローカル線への乗り換え駅です。
ここから、同日夕方に乗った氷見線と、冬の雪景色が広がる城端線に乗ったときの模様がご覧になれます。
→のりかえ:氷見線 越中国分→雨晴の車窓
→のりかえ:城端線 高岡→城端の車窓
※新しいウィンドウで開きます。

↑高岡駅に停車。見えているのは、氷見線の普通列車。
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[→津幡→]
高岡を過ぎると、やや山間の風景となり、倶利伽羅付近で眺めのトンネルをくぐると、石川県に入ります。

↑寝台特急「北陸」号の車窓から/高岡→津幡。早朝の田園風景。

↑寝台特急「北陸」号の車窓から/高岡→津幡。富山県から石川県へ。

↑寝台特急「北陸」号の車窓から/高岡→津幡。富山県から石川県へ。
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[津幡に停車]
しらさぎ号に追い越されるため、4分停車。津幡駅は鉄道での能登半島への玄関口です。

↑津幡駅に停車中の「北陸」号。
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[金沢に到着]
定刻どおり金沢駅に到着しました。せっかくの個室の旅、もっと長く乗ってたかったって感じです。朝早すぎます。
このあと、特急「雷鳥」号に乗って加賀温泉駅へ行き、朝っぱらから「片山津温泉」「山中温泉」を訪れました。
温泉でリフレッシュ後に、金沢に戻って香林坊地区や兼六園などを散策しました。

↑終点 金沢駅に到着した「北陸」号。
→よりみち:金沢の古い町並保存地区「香林坊」
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↑特急「雷鳥」号に乗って加賀温泉駅へ行き、温泉2湯をめぐりました。写真は2004年02月 小松駅にて。
→よりみち:片山津温泉
→よりみち:山中温泉
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